【私が感じたフィリピン】

【私が感じたフィリピン】

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皆さんは、「フィリピン」「マニラ」というとどんな印象を持っていますか?「危険な街」、だったり「まだまだ発展途上の国」というイメージもあると思います。実際、私もこの街に来る前は多少の不安がありました。「そんな危ない場所によく行く気になったね」と言われたこともありました。でも今や、フィリピンは私にとって、とても魅力的な場所の一つなのです。

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日本からフィリピンの首都マニラまでは、飛行機の直行便で約4時間。時差もたったの一時間で、実はとても身近な都市。

また、日本から最も近い英語圏の一つとしても注目を集めている他、ビジネス面でも可能性を見出され、近年多くの日本人がぞくぞくとやってきています。

そんな変化が起こっているこの国で、短い期間ではあるけれど一人の日本人として関わった私がどんな印象を持ち、どんなことを感じたのかをいくつかお伝えしたいと思います。

 

 

【①混沌とした・アジア特有の熱を感じられる街】
フィリピンの中でも特にマニラは一言で言えば混沌とした街。
フィリピン一のシティーリゾートと言われていて、他の島々に比べれば、都会で洗練されているのですが、その分、光と影、表と裏がはっきりしています。

ガタガタの整備されていない道路や昔ながらの屋台が目に入り、まだインフラさえも整わない発展途上国かと思えば、すぐ近くには、東京にも負けないくらい綺羅びやかなビル群が立ち並んでいる。ネオンが眩しい位でクラクラしていると、そのビルの前には、大きな機関銃を持った警備員が目を光らせています。

その様々な表情を持つ様にとても興味を引かれました。時代を閉じ込めたようなノスタルジックを感じさせつつ、これからさらに発展していくであろう熱を発していてワクワクさせてくれるのです。

 

 

【②陽気でおおらかな人々】

フィリピンの人たちは、とても明るく陽気。歌が好きで、皆ところかまわず歌っています。
鼻歌の時もあれば、思い切り大音量で歌っている時も。レストランの店員や学校の先生でさえ、勤務中に歌をくちずさんでいたりするのです。

また、非常におおらかで、細かいことは気にしないように思います。現地では「フィリピンタイム」というのがあって、約束時間よりも30分ほど遅れるのは当たり前とか(笑)
ただ、遅刻もにっこりと「ソーリー。フィリピンタイム^^」で済んでいたり(笑)
また、フレンドリーで初対面の人ともすぐに打ち解ける。あまり深いことは考えない。すぐに人を信用する。とても素直で、純粋な人々です。

 

 

 

【③愛情深い性格】
フィリピンの人たちについて言及させてもらうなら、外せないのが、彼らの愛情深い性格。
親しくなると、家族のような愛で受け入れてくれるのです。そして、人を喜ばせることが大好き。
例えば、「喉が渇いたな」という独り言を耳にしたら、すぐにお茶を持ってきてくれたり、「あの食べ物が好き」という話を聞いたら翌日にはプレゼントしてくれたりします。

ある時、私が語学学校の先生の丁寧に塗られたネイルを褒めたら、次の日には、オススメのネイルが山ほど机の上に置いてありました。
美味しかった食べ物や思い出、オススメ品などををシェアするのが好きなようで、自分の喜びを周りの人にも分けてくれようとするのです。
私達が喜ぶと、彼らはもっと嬉しそうにしてる姿を見て、暖かさを感じました。

 

 

 

【④宵越しの金は持たない・例え稼げたとしても遅くまで働くより家に帰りたい】
フィリピンの人たちは宵越しの金は持たない主義だそう。お給料日は月に2回。これは、月に1回で貰ったら、すぐに使ってしまって一ヶ月保たないから…という話を聞きました。稼いだらすぐに使う、という文化なんだとか。(もちろん例外もあり。貯蓄が好きな人だっています)

また、これも人によるかとは思いますが、フィリピンの人たちは基本的に家でくつろぐのが大好き。夜遅くまで残業したり、休日出勤したり、ということを嫌います。
タクシーに乗る時によくあったのですが、なかなか空いているタクシーが見つからず、やっと見つけたと思っても行き先が遠いと、ドライバーに「帰りが遅くなるから嫌だ、他をあたってくれ」と断られてしまいます。
「早く家に帰りたい」、とはっきり言うドライバーさえいました。たとえ、倍の金額を払うと伝えても、彼らはやっぱり家に帰りたいのです。

 

 

【⑤思っていたより安全】
冒頭でも書いたように、「フィリピンは危険」というイメージを持っている人が多いと思いますが、実は私はほとんど危険な思いをしたことはありませんでした。もちろん危ない地域には行かないように気をつけていたというのはありますが。きちんと場所を選べば、ヒヤッとすることは無く、思っていたよりも安全だな、と感じたのが本音です。語学学校から宿泊先のホテルまでは徒歩で15分ほどでしたが、夜の10時位でも人通りがとても多かったので一人で歩いていたりしました。

タクシーに乗った時も多少、高額を請求されたことはありましたが、基本的には大丈夫。夜一人でタクシーに乗るときは、ウーバー(アプリで呼べるタクシー)などを利用していました。(マニラはウーバーがかなり普及していました)ただ、もちろん危険な地域は存在します。
地元の人でさえ絶対に近づかない場所というのがありました。治安の情報は早めに入手し、私達は外国人ということを忘れず、常に用心しておくべきなのは間違いありません。

 

いくつかフィリピンで感じたことを挙げましたが、また少しずつ気がついたことを更新していきます。フィリピンはどんな国なのか?奥が深いです。

 

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