【地上の天国・ボラカイ旅行記 ボラカイ島へ行くまでの美しい道のり】
ボラカイ島を訪れた時、空港からボート乗り場までバスで2時間ほど走ったのですが、車窓から見える地方の地元の人たちの生活が本当に美しかった。
広い畑に牛や馬を放し飼いにして、ゆったり草を食べさせていて。
その様子を遠くから見つめる人々。
おばあさんが牛や馬の方に歩いていくと、その後ろから、小さな子どもたちがはしゃぎながらついていったり。
何をするでもなく、橋の欄干にもたれかかって、流れる川の様子を楽しんだり、気持ちよさそうな風を感じながら世間話をしている人たちもいました。
また、ドアや窓が開けっ放しにされた民家に視線を移すと、小さなランプだけが置かれた食卓を囲みながら団欒の時を過ごしている家族の姿が目に入るのです。
電気を使わなくてもとても温かで明るい食卓で、エアコンが無くてもドアや窓から取り入れる風が心地よさそうでした。まるで絵本や小説で見た世界のよう。
時間がすごくゆっくり流れているのが感じられて、見ていて私も穏やかな気持ちに。
お金をかけた現代の文明の力が無くとも、人の生活って十分に幸せ。
今の自分たちの生活が当たり前と思ってしまっているけれど、世界は広くて、驚くこと、感動すること、納得できないこと、悲しいこと、幸せな気持ちになること、色んなことがいっぱいある。
今の「当たり前」に感謝しつつ、狭い世界に生きずに、沢山の物事に触れてていきたいな、そして沢山の美しい景色を見て行きたいな、と思った、ボラカイへの道のりでした。