【マニラ・到着初日に見た景...

【マニラ・到着初日に見た景色】

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マニラの空港 ニノイ・アキノ空港へ降り立ち、ホテルへ向かう道中、車窓から、マニラの街並みをゆっくりと眺めながら通り過ぎてきました。
留学前、フィリピン留学に関しては調べていたものの、マニラという街に関して、そんなに多くの知識を持ちあわせてはいなかった私。何が必要か、などもわからず、行けばどうにかなるだろう、と適当に数ヶ月分の荷物をまとめて飛行機に乗りました。

どんな街なのか、どんなことが起こるのかー。
始まりの時というのは、希望に幾分の不安も入り交じるもので、複雑な心持ちのまま、現地でピックアップの車に乗り込みました。

その車窓から見たマニラの街はとても綺麗だった。

トタン屋根の建物や、さびれた車、いびつで完全に整備しきれていないコンクリート道路。
なんだか日本の昭和初期を見ているような感覚でした。上半身はだかで道端に座りながらおしゃべりをしている人々。ただ、その手には携帯電話があったり、イヤホンで音楽を聞いていたり。
なんだか、ちぐはぐなような、不思議な感じ。でも、とても心惹かれるものがありました。

時間はちょうど夕暮れ時。辺りは薄っすら紅色に染まりはじめていたことも、一層ノスタルジックさを強めていたのかもしれません。

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当たり前のことだけれど、気候も、空気の香りも、人々の服装も、振る舞いも、日本とは全然違っていて、ああ、異国の地に来たんだな、と実感しました。心なしか、空が日本より高いようにさえ感じる。

そんなことを考えながら、しばらく車に揺られると、前方にビル群が見えてきて、それまでとは、全く異なる光景になったのです。

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日本でも見知ったブランドの名前が書かれた看板を目にしたりすると、無性にホッとするものですね。
ここに来て初めて「マニラって思っていたより発展しているんだな」と感じました。

そして、もう少し車を走らせると、私が暮らすことになる、フィリピン第2の経済都市、オルティガス地区に到着です。

 

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ここは、多くの重要施設や地元企業が本社を構えている地区で、「アジア開発銀行」や、「フィリピン証券取引所」、大手ビールメーカーの「サンミゲル」などが集まっています。

また、商業地としても発展していて、たくさんのデパートやモールがあります。
写真左手に見えるのが、アジアで10本の指に入る大きさの巨大モール「SMメガモール」。

マニラは街によって、表情が変わる都市。移動するごとに変化するから、とても面白い。

ただ、フィリピン到着時、最初に見た、あのどこか懐かしいような、少し危なっかしいような、空港からの街並みがとても印象に残っています。
アジア特有の空気感が色濃く表れていて、すごく好きだった。
日本人が想像しているマニラの街って、もしかしたらあんな光景なんじゃないのかな。
この日から私は、沢山のマニラの表情を目にし、魅せられていくのでした。

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